7万3千円しか株式市場に投入しない理由 最終回

株式投資

2014年、NISA口座で株取引を再開

2008年に投資した30万円をやっとの思いで、2013年に回収した私は、その後は不動産投資に集中していた。そのような状態であったが、2014年に、たまたまNISA口座の存在を知る。当時は1年の購入の限度額は100万円であったが(現在は120万円)、NISA口座で購入した株については売却益が出たときの譲渡所得税や、配当に掛かる所得税と住民税が一切かからないということ。さらには、SBI証券はNISA口座での売買手数料が無料とのことであった。

この条件なら、入退場料を証券会社に払うことも無く、勝ち分の一部を政府に取られることも無いので、市場の投資家と戦って勝てば、即、利益である。こんな素晴らしい制度があるなら、使わなければもったいないとSBI証券でNISA口座を開設することとした。

リーマンショックでのトラウマが

しかし、リーマンショックにおいて塗炭の苦しみを味わったケチな私としては、いくら税制上は有利とは言え、1度しか株で勝ったことが無い私が、9割の個人投資家が損をしているという市場で、戦って勝てるという見込みは低いと考えていた。

そこで、私は、まず、2013年まで放置していた塩漬け株の配当金領収書を集め始めた。武富士株が紙くずになってから、株に対する意欲が無くなり、塩漬け株の会社から郵送されてくる封筒も一切開封していなかったため、配当金を受け取ることすらしていなかった。それらをかき集めると数千円になることが分かり、郵便局での受取期間は半年のため、もちろんその期限は過ぎていたので、期限が過ぎても配当金が受け取れる信託銀行に向かうことにした。

それまでの人生で、信託銀行などというところには入ったことが無く、さらに信託銀行とはお金持ちが巨額な資産を預けて運用してもらっているところというイメージを持っていた。そんなところに、たかが数千円分の配当金をもらいに行くのは、少々、躊躇したが、意を決して電車に乗り、とある信託銀行に向かった。

信託銀行ではそそくさと印鑑を押した配当金領収書を提出し、しばらく待たされた後、数千円を確保して、とっとと退出したのだが、滞在時間が短かったので、信託銀行に抱いた印象は、お客さんお少ない銀行という印象だけだった。その足で、自身の口座のある銀行に向かい、受け取った数千円を入金し、その金額を株式口座の入金口座に振込した。

こうして私のNISA口座に集まった金額が、7万3千円であった。つまり、NISA口座を開設したときに入金した7万3千円は、株式市場に投資した30万円を回収した後の残りであり、自分のお金は一切出しておらず、無から生まれたお金である。この資金なら、今度は購入した株がじりじり下がっても、リーマンショックのような暴落が来ても、たとえ、武富士株のように紙くずになっても、以前のように心を痛めることもない。

不動産を買うために今後も運用は続ける

ゼロになっても痛くない資金を利用して、安心して小型株を購入してほったらかした。ほったらかしている間は、口座も見ない。2カ月以上口座を見ていないということもざらであった。所有している小型株の暴騰がくれば売却し、すぐに次の株に乗り換え、複利の効果とNISAの税優遇を活かして、資産を増やした。幸い、2014年から退職する前年の2017年までは、アベノミクス相場で小型株がポンポンと暴騰した。おかげで追加入金することもなく退職時には63万円まで増えていた。

この無から生まれたお金がどこまで増えるのか分からないが、退職により時間が出来たので、所有している小型株が暴騰した時は、相場に張り付き、ベストと思えるタイミングで売却をしたいと考えている。投資法自体は今のところ変えるつもりは無く、暴騰しなければ、ほったらかしておき、その間は相場は気にしないというスタンスである。

先日の新型コロナショックの大暴落の時も、日経平均が1万6千円台となったときに、株の口座を確認したところ、評価額は38万円であった。新型コロナショックの前の評価額は70万円であったが、以前のリーマンショックの時のような動揺は無かった。やはり、ゼロになっても痛くない資金は、精神的に楽であった。

もし今後、小型株のほったらかし投資法がうまく行き、220万円程度貯まれば、以前私の小規模不動産投資における物件購入の条件と実例で紹介したような築古の区分を現金買いできるかもしれない。どこまで増やせるか、もしくは、暴落して逆戻りしてしまうかもしれないが、細々とした株式投資はセミリタイア生活の仕事として、細々と続けていくつもりである。(完)

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