ようやく元手の10倍を超えた
2014年8月に7万3千円の軍資金で始めたNISA口座での投資も、その後の追加入金無しで運用を続けた結果、先日、足掛け6年で元手の10倍を超えた。アベノミクス相場の恩恵があったことは否めないが、よくここまで増えたと感慨も深い。以前の記事7万3千円しか株式市場に投入しない理由 で記載したように、リーマンショックから武富士の会社更生法申請までのボロボロだった時代からは、少しは成長できたのではないかと感じる。
今後、新型コロナの影響でリーマンショック以上の暴落も来るとも言われているので、その時にはこの株も半値以下になってしまうかもしれないが、とりあえず、10倍越えしている間に記念に記事にしておこうと思った。

遂にNISA枠を使い切る
そして、今年は現時点でNISAの投資可能枠120万円を使い切ってしまった(上図参照)。今年、この後、株の入れ替えがあるときには、いよいよ、通常取引となり手数料と税金との戦いとなる。
もともと、以前の記事私の紙の資産 ~細々と運用中~ で紹介したように、私の投資方法は小型株のほったらかし投資法であった。底に来ていると思われる小型株を購入し、ほったらかし、暴騰が来たタイミングで、売却するという方法であるので、年に数回しか取引をしない。そのため、資産額が数十万円のときには、NISAの恩恵にフルに得られる投資法であった。
私の場合は通常、保有している銘柄は3つである。以前4つにしたこともあったが、暴騰しても恩恵が少ないので、現在は3つにしている。3つであれば、一つが暴落して塩漬けになっても、ほかの2つが稼いでくれるし、また、最悪、1つが倒産しても2つの資産は残るので、3銘柄で投資を行っている。
そのために、3銘柄すべて年に1度入れ替えを行っても、資産が数十万円なら、その年のNISA枠に収まる。NISA枠に収まれば、儲けが出ても税金の支払いもなく、また、SBI証券であれば売買手数料も無料である。
入れ替えをほとんど行わない私の投資法とNISAは大変相性がよかった。
いよいよ本格的な戦い
今年はすでにNISA枠を使い切ってしまった。3銘柄を2度程度入れ替えをしたためである。投資がうまく行けば、いずれこのような日が来ると考えていたので、いよいよ来たかという気持ちである。つまり、これまでは、NISAというぬるま湯の中で、投資の練習をしていた期間である。いよいよ鍛えた投資技術で、手数料あり、税金ありの厳しい投資の世界に踏み出さなくてはならない。
これは、動物の子供が一人前になり、親元を離れるのに似ている。餌の取り方、身の守り方を親に守られながら学び、いよいよ独り立ちして、親元を離れるようなものである。
これからはNISA枠に収まらない分は通常取引で勝負していく。これまでの、いい加減なほったらかし投資がNISA枠の外でも通用するかどうか、引き続き、検証していく予定である。
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