不動産投資を始めたきっかけ

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なぜ不動産投資を始めた聞かれることがある

私が不動産投資を行っていると言うと、どうして始めたのですか?と聞かれることがある。そのため、なぜ不動産投資を始めたかを、プロフィールの補足として記事にしておきたいと思う。

不動産投資に関するブログを見ると、「金持ち父さん貧乏父さん」を読んで不動産投資に目覚めた人や、最初からセミリタイアを目標にスタートする人が多いようである。

私の場合は、かなり消極的なスタートであった。スタートした当初は、当時勤めていた会社を定年まで働くつもりで、セミリタイアといった考えは毛頭無かったし、不動産投資家のバイブルである「金持ち父さん貧乏父さん」は、不動産投資を始めて数年後に買うまで読んでいなかった。つまり、初期の頃は、なにか目標に向かってまっしぐらという不動産投資ではなかったのである。

私の不動産投資を始めたきっかけは、最初の自宅の購入を抜きに語ることはできない。そのため、その当時の話から始めることとする。

結婚当初、社宅に入るつもりだったが

今から十数年前、私は結婚することになり、妻(当時は婚約者)と住む場所を考えていた。まず、考えたのは会社の社宅である。2DKに月2万円程度で住めるので、ケチな私としては、新居の第一候補であった。私としてはそこに住む気満々で、空き状況など調べていた。

とある休日、二人でその社宅を見に行ってみた。そこには、取り壊し直前の都営住宅のようなボロボロの団地が建っていた。4階建でエレベーター無しのいわゆる団地である。築年は相当経っていて、かつ、メンテナンスもほとんどされていないようで、この中に人が住んでいるのか?と思わせるようなボロ団地であった。それを見て、二人とも呆然と立ちつくしていた。そういえば、会社の一年後輩がそこに住んでいることを思い出し、「会社の後輩が住んでいるから、住み心地はどうか聞いてみるよ。」と言ってその場を取り繕った。

次の月曜日にその後輩を捕まえて、住み心地を聞いてみた。「ご結婚されるんですね、おめでとうございます。よかったら今度、奥さんと部屋見に来てくださいよ。僕も最初、あまりの汚さにどうしようと思いましたよ。自分の部屋なのに、風呂に2ヶ月入れなかったですからね。2ヶ月間。銭湯に通っていました。2ヶ月目に仕事で夜遅くなって、銭湯に行く気力がなくなったときに、エイって風呂に入ったらやっと入れるようになりました。」

これを聞いて、さすがのケチの私も社宅への入居は断念した。

社宅への入居を断念した私たちは、次に賃貸物件を探し始めた。二人入居のため2DKクラスの賃貸物件を探していたが、家賃、敷金、礼金の金額を見るにつけ、私のケチが出てきてしまい、家賃を払うくらいなら最初から買ってしまったほうがよいのでは?人生の中でいつかは家を買わなくてはならない。家賃を払うなら、その分、ローンを返済したほうが、人生トータルではお得ではないか。そのように考えるようになった。

ただし、当時は借金に対する抵抗があって、3000万円のローンを35年間も払い続けるなどというのは気が遠くなるような話であった。1000万円くらいのローンなら、返済期間も短くなるし、完済までの先が見える気がし、多少の頭金+ローン1000万円の予算で中古の一戸建てを探し始めた。その後、不動産投資で区分所有8室に対して総額4500万円の借り入れを行うことになるのだが、当時は、借金に対しては恐怖心しかなかった。

希望の購入条件にミートする物件を見つける

多少の頭金+ローン1000万円の予算で新居を探し始めた私たちだが、インターネットで調べていると、住みたい街の駅徒歩圏内に一件だけ、私たちの条件に合う物件が見つかった。最寄駅から徒歩14分、カースペースあり、築15年程度の中古一戸建てであった。私たちは、自分たちの家が持てると希望に燃え、とある土曜日にその広告を掲載している不動産屋を訪れることにした。

現在の私なら、一見、条件が非常に良い物件は何らかの問題があることが多く、まずは販売図面を取り寄せ、何か問題はないのかと聞くところから始めるだろう。しかし、その当時は何の知識も無かったので、まずは見てみようということで、その土曜日の午前中、その不動産屋へ電話してみた。電話に出た担当者に、インターネットで気になる物件情報を見たので、本日、見せてくれないかと聞いたところ、急な話なので、中を見ることはできないが、外からは見ることはできるとのことで、さっそく、その日の午後、その不動産屋を訪れることとした。

不動産屋に到着すると、私たち二人を担当するという女性担当者が出てきた。その担当者は、まずお客様カードの記入をしてくれと言ってきたので、記入欄を埋めていく。勤務先や勤続年数、年収、予算、購入時期などである。予算はあくまで、多少の頭金+ローン1000円である。

担当者は、「お若いのに家を買おうとは堅実ですね。今なら住宅ローンを借りれば税金も返ってきますし、お客様なら3000万円くらい借りれると思いますが予算は上げませんか?」と言っていた。私は、「住宅ローンを組むと税金が返ってくることは知りませんでしたが、怖くてそんなに多くは借りれません。」と言うと、「そうですか。それではご希望の物件と、それ以外にも数件、同じ価格帯の物件を見てみましょう。」と、その担当者が運転する車の後部座席に乗り込み、物件巡りの旅に出た。

旅の途中、担当者は、「今日は勉強のつもりで、見てみてください。いろいろ見ていると、自分の欲しいものが見えてきますよ。」と言っていたが、心の中では、これから見に行く物件を買うつもりなんだけどなぁと考えていた。

狙いの物件に到着してびっくり

狙いの物件の最寄り駅から、物件までの道を車で走る。細い道をくねくねと走り、途中からは空を見上げるような急坂を登り始めた。さらに、その急坂の頂点を超えると、今度はスキーの急斜面を思わせる下り坂で、その途中に狙いの物件が建っていた。駅まで歩くとすると、完全に山越えである。とても14分で到達するとは思えない。確かにカースペースはあったが、ここに至る急坂はとても狭く車がすれ違えるシロモノではない。

しかも、この物件が建っている斜面は北斜面であった。午後3時頃であったが薄暗い。一見、条件が良いように見えた物件は、値段相応の物件であった。私たちはこの物件に関しては、躊躇せずに却下した。担当者は、「同じ価格帯の物件を見て回りましょう。」と言って、次の物件に向かった。

次の物件は、価格、築年数、駅からの距離は同等だったが、カースペースが無かった。物件に着いてみると、幹線道路沿いの物件で、車の排気ガスでむせそうである。しかも、この物件の目の前に歩道橋があり、仮に将来、建て替えをしてカースペースを作るとすれば、この歩道橋にどいてもらわないと車が入らない。

最後に見た物件は、当初の希望の駅の一つ隣の微妙な駅から徒歩10分の物件で、駅からは平坦なものの、建物はただですら築27年の古さなのだが、見た目はそれ以上の古さを感じさせるボロ物件であり、カースペースも無かった。

担当者の作戦としては、この日は、希望の予算ではロクなものは買えないということを認識させ、予算を上げさせるというものだったのだろう。予算を上げれば仲介手数料が増え、不動産屋としても売り上げが増えるからである。帰りの車の中で担当者は、「今日はどうでしたか?今後は、予算の検討も含めて、じっくりと探していきましょう!」としたり顔で言った。
それに対して、「私、最後に見た物件、買います。」
「へ?」と担当者、唖然。
「最後に見た物件、買いたいんです!」

次回につづく

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