不動産投資を始めたきっかけ その3

プロフィール

銀行に住宅ローンの契約に行かされる

売買契約してから一週間ほどして、不動産屋の女性担当者から電話が掛かってきた。何事かと思って電話を取ると、銀行側に必要な資料は提出しておいたので、どこかの平日に銀行に行って住宅ローンの契約をしろと言う。平日休むのが苦しいので、わざわざ高い代行手数料を支払ったのに、何の意味も無かった。その後の投資用不動産購入や記事自宅を割安に購入する方法 で紹介した2度目の自宅の購入の際は、ローンの申し込みを不動産屋にお願いすることはあっても、ローン代行手数料などというものを払ったことはない。

仕方なく、とある平日、忙しい中なんとか有給休暇を取り、指定の銀行に向かった。ローンの金額は1110万円。当初のローンの予算は1000万円だったが、中古は諸費用がいろいろと掛かることは知らなかったので、少々予算オーバーとなった。

銀行の女性担当者に「いっそ1111万円になりませんか?」と聞いたところ、「10万円単位なんです。」と言われてあっさり却下。融資条件は期間15年、変動金利、店頭金利マイナス0.5%であった。当時は借金は恐怖以外の何物でもなかったので、とにかく短い期間で借りることにした。

このローンの契約時にスーツを着たおじさんが同席していたが、この人は契約の時には一言も話さなかった。契約が終わって、銀行を出たその時に、その人から呼び止められた。何事かと思えば、「火災保険、まだですよね。少し、そこの喫茶店でお話できませんか?」とのことで、なんと保険屋であった。なぜ、ローンの契約には何の関係もない保険屋がローン契約の場に同席しているのか。不動産屋か銀行に紹介されたのか。まるで、引っ越しすると家の前をうろうろしている新聞勧誘員のようであった。

その後、喫茶店で、たっぷりオプションの乗った高額な火災保険に加入させられたことは言うまでもない。

買付証明書を提出したときに、不動産屋の男性担当者から、うちは銀行と提携しているから優遇金利が引っ張れるんですよと言っていたので、どれくらい優遇で得をしたのか、調べてみることにした。今回契約した銀行のホームページで住宅ローンの金利を調べてみると、なんと変動金利の優遇金利は店頭マイナス0.7%であった。勤続年数や年収など優遇の条件はクリアしており、問題なく優遇金利が適用されそうである。また、私は保証料先払いしているので、その分の0.2%の差ではない。純粋に0.2%高い。こんなことなら、ローン代行手数料など払わずに自分で申し込めば良かった。高いローン代行手数料を支払い、にもかかわらず、金利まで高値掴みしてしまった。

ようやく決済を迎える

なんだかんだあったが、ようやく決済&物件の引き渡しの日を迎えた。今回のローンを引いた銀行で決済を行ったが、最後の売主のご高齢の女性が目を輝かせて私の前まで歩み寄り、「ありがとうね!」と言ってきたことが、高値掴みした何よりの証拠であった。

後で気付いたのだが、この売主は敢えて残しておいてもらったエアコンのリモコンを紛失するという失態を行っている。エアコン本体だけあっても使えない。結局、私たちが費用を払ってエアコン本体を処分し、新しいエアコンに入れ替えた。今なら怒って、エアコンの処分代くらいは請求し回収するのだが、その時はただのお人好しであって、一人で引越しもたいへんだったろうし仕方がないなぁくらいにしか考えなかった。

また、決済後、私たちは特にリフォームなどせず、そのまま住むつもりだったが、親類の者から中古物件はリフォームしてから入居するものだ、懇意にしている腕のいい工務店を紹介してやると言われ、そういうものかと思い、下記のリクエストをした。

・2階和室6畳の洋室化(一室のみ)
・2階と1階の和室の障子紙とふすまの張替
・1階和室の床補強(ピアノを置くため)
・玄関木製ドアのペンキ塗り

見積りは上記で約100万円。完全なぼったくりであったが、当時は相場も知らず、そんなものかと思い、そのまま発注してしまった。そして、100万円掛けた割には、ほとんど見映えは変わらなかった。

いよいよ物件に入居する

ようやくすべてが終わって、私たちはボロ家に入居することとなった(駐車場は近所に借りた)。まったく勉強せず、1日で不動産を買うと、このようになるという馬鹿の見本のような購入であった。不勉強による主な失敗点は以下である。

・不動産相場を知らずに物件を高値掴み
・税金の特例の知識がなく、対象外の物件を購入
・住宅ローン金利の情報に疎く、高い金利の融資条件
・言われるまま支払った高額な火災保険料
・リフォーム相場を知らず、相見積りもしなかったことによる、高額なリフォーム代
・ローン代行手数料、エアコン処分代などの無駄な諸費用

すべてが分かって来たところで、ケチな私は損したお金の額に呆然とし、また、悔し涙を流したのであった。そして、その涙が乾いた時には、私は憤怒の鬼と化していた。今から、なにか損失を取り返せないのか?と考えた結果、繰上返済を繰り返して、総支払い利息を減らし、高い金利の影響を最小限にすることとした。また、この繰り上げ返済により、住宅ローン控除適用物件との総支払額との差も詰めることができる。年末の住宅ローン残が少なくなれば、仮に適用物件であっても還付される所得税の額は小さくなるからである。

そして、私は繰上返済の資金を作るために、怒涛のケチ生活を始めた。また、新婚の妻に対しても、鬼のようなケチ生活を強要し始めた。そして、繰上返済資金が100万円以上貯まったら繰上返済を即実行するということを繰り返し始めたのだった。
(つづく。次回は最終回)

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小規模小借金の不動産投資でセミリタイアした私の方法

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