真夏のエアコン交換工事~自主管理の苦難~

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真夏の朝、入居者から一本の電話あり

昨年の8月に入ってすぐのとある平日の朝であった。とあるマンションの入居者から一本の電話が入った。この入居者は高齢の男性で、奥さんと二人暮らしであった。何事かと出てみると、1台しかないエアコンから冷たい空気がまったく出なくなった。暑くてたまらないのでエアコンを交換してほしいというものであった。

この部屋はとくに自主管理というわけではないのだが、以前、私が管理会社の提案を無視して、自力で業者を見つけて、浴槽の修理と給湯器の交換をして以来、なにか不具合があると入居者の爺さんは私に直接連絡をするようになっていた。こちらは今はセミリタイアして時間がある身。とりあえず、今日見に行くと伝えて、すぐに車で向かうことにした。

しかし、タイミングが悪い。昨年の夏は特に暑く、エアコンが飛ぶように売れていた。取り付け工事も混んでいるだろうし、お盆休みは業者も休みだろう。マンションに向かう前に、エアコンがいつ取り付けられるか確認しておこうと、家電量販店とホームセンターを3店舗ほど寄ってみた。その結果、工事可能日は一番早い店でお盆明け早々、他の2店舗は下旬とのことだった。
これはお盆明けまで、入居者に我慢してもらうしかないなあと思いながら、問題のマンションに向かうことにした。

問題の部屋についてびっくり

問題の部屋に到着したところ、驚いたことに部屋の中は外にいるより暑い。部屋に入ってエアコンを見たところ、ものすごいボロで、これが昨日まで動いていたとは考えられなかった。以前、給湯器を交換したときには、部屋の奥までは入らなかったので、このエアコンのボロさには気付かなかった。

入居者の爺さんにいつ壊れたんですかと聞いてみた。この爺さんは話が通じないところがあって、正しい情報かは不明だが、私が爺さんの話を解釈したところによると、3年くらい前から調子が悪かった、今年は特に暑いので耐えられないとのことだった。すでに前から壊れていたような雰囲気を感じた。それなら言ってくるタイミングが悪すぎる。一番、工事が混雑しているタイミングでお盆休みも近いという一年で最悪のタイミングである。

私は爺さんに今はエアコン交換に最悪なタイミングで、ここに来るまでに3店舗ほど回ってきたが、お盆明け早々が最短ということだったと伝えた。爺さんは不満そうに、テレビの通販番組とか見てると、明日にでも付きそうだけどね、などと呑気なことを言っていた。そんなわけないだろと思いつつも、そこは我慢した。

大ピンチ!

また、奥さんの姿が見当たらない。奥さんはどうしたのかと聞くと、倒れて入院したと。でもあと1~2週間くらいしたら戻ってくると。奥さんはこの部屋の暑さで倒れたのかと聞くと、ごにょごにょ言っていたが良くわからなかった。少なくとも部屋の暑さとは関係ないらしい。しかし、この部屋の暑さでは、奥さんはエアコンの交換が済むまでは退院できないだろう。そうなると、70歳をはるかにオーバーした爺さんが一人でこの暑さにお盆明けまで耐えないといけない。

ちょうどそのころ老人が熱中症で孤独死というニュースがしばしば流れていた時期であったため、私は自分の所有物件が事故物件になってしまうリスクに恐れおののいた。なんとかならないか。私は入居者の爺さんにお盆前に交換してくれる業者を探してくると言い残し、あてもなく炎天下の街に繰り出したのであった。(その2へ続く)

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