真夏のエアコン交換工事~その2~

不動産投資

あてもなく飛び出したが作戦はあり

入居者の爺さんにお盆前にエアコンをつけてくれるところを探してくると言って、部屋を飛び出してきた私だが、あてはないが作戦はあった。その作戦とは、「しらみつぶしに街の電気屋を回る」である。

街の電気屋で、しかも父ちゃん母ちゃん経営のような小さい店がいい。日ごろは父ちゃんまたは母ちゃんが店番をして、工事が入ると父ちゃんは現場に行き、母ちゃんが店番をする。そんな電気屋なら、すぐに取り付けてくれる可能性がある。取り付け専門の業者は量販店の下請けになって、一日に何件も駈けずり回っていて、対応できるのはお盆明けになる。一方、街の電気屋なら、自分のところで売ったものしか取り付けないので、売り上げがなければ工事も無いので、極端に繁盛している店でなければ、すぐに取り付けてくれる可能性は大いにある。

街の電気屋の場合、費用は割高になる

私も状況に応じてたまに街の電気屋を利用しているが、街の電気屋の場合、本体価格がネットや量販店に比べて明らかに割高である。また、店が小さいので、種類をあまり選べない。また、店が小さいので在庫も限られている。

量販店で選ぶ場合は、まったく機能が付いていない、ただ冷暖房だけの最低グレードの一番安いものを選択しているのだが、街の電気屋だと、そのような最低グレードの在庫が無いかもしれない。もちろん取り寄せれば、選択できるだろうが、事態は緊急を要する。そのため、今回は、最低グレードでなくても、在庫があってお盆前に設置可能なら仕方がないと、通常の3倍の出費を覚悟しつつ、炎天下の電気屋めぐりをすることにした。

炎天下の電気屋捜索

まずはマンションの最寄り駅まで歩き、その周辺の電気屋を探した。小さな商店街を歩くと、一軒、小さな電気屋を見つけたが、残念ながらその平日は定休日であった。仕方なく、スマホで電気店を探す。そうすると今の駅付近にはこの一軒しかなく、隣の駅まで行かないと電気屋は無いようであった。車で移動することも考えたが、街の電気屋は商店街にあることが多く、車で行くと停める場所に苦労することがあり、効率が悪い。幸い車は、安いコインパーキングに停めてあるので、そのまま、徒歩で移動することにした。

炎天下の中を一駅分、歩く。電車に乗っても良いのだが、待ち時間が長ければ歩いたより時間が掛かるし、お金もかかる。通常の3倍の出費を覚悟した割には、百数十円をケチって歩き始めた。35℃を超えているであろう中を、汗が目に入って痛いと思いつつ、とぼとぼ歩き、ようやく目的の電気屋に到着した。

電気屋の中に入ると、あまり商品が置いていない上に、店番もいない。なんだここは?と思いつつ、入り口近くに飾ってあるエアコンが目に入った。値札を見ると、標準取り付け工事込みで、量販店のそれと同等の金額が書いてあった。

「安いじゃないか。しかし、なんだ、この店は。誰もいないし。」と思っていると、奥から話し声がする。思わずそちらのほうに行ってみた。そうすると、店の奥が事務所のようになっていて、古い皮のソファーが向き合うように置いてあり、そこに、作業服を着た爺さん一人と、客とは思えない爺さん二人がテレビの甲子園中継を見て、盛り上がっていた。

私は、恐る恐る「あの~、すみません。」と声を掛けたが、甲子園の中継で盛り上がっていた3人に私の声は届かなかった。しかし、客とは思えない爺さんの1人は、私の方に向かって座っていたこともあって私に気付き、「社長、お客さんだよ。」と言ってくれた。

そして、作業服を着た爺さんが私に近づき、「なんでしょうか?」と聞いてきたのだった。(最終回へ続く)

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