真夏のエアコン交換工事~最終回~

不動産投資

はたしてエアコンはいつ付くのか

私はその作業服を着た爺さん、つまり社長に、「入口近くに飾ってあるエアコン、すごく安いのですが、なんであんなに安いんですか?」と聞いてみた。すると、「たまたま、安く大量に仕入れることができたので、あの値段で売っているんですよ。」とのことだった。在庫は十分にあるようだ。

そして、私は一番気になる質問をした。「実は貸しているマンションの部屋のエアコンが壊れてしまいまして、入居者もかなり高齢の老人なので、急いで交換したいのですが、あのエアコンを取り付けるとしたら、工事はいつできますか?」と聞いたところ、「4日後。でも早ければ明日の夕方できるかもしれない。取り付け屋さんの前の仕事の進み具合次第だけどね。」とのことだった。私は砂漠の中にオアシスを見つけたような心境になり、「ぜひ、お願いします!」とこの店にエアコン工事をお願いすることにした。

専用コンセントを作る工事が必要

この物件、エアコンの電源をとるコンセントが壁の下の方にあり、そこから延長コードでエアコンのコードにつないでいた。昨年においては、延長コードの使用が禁止され、エアコンの近くにコンセントを作らなければ、エアコンの交換ができないようになっていた。エアコンメーカーから、延長コードでは発熱して発火する恐れがあるので止めてくれとの通達があるとのこと。そのため、太い電線をエアコンの近くまで持ってきて、そこにコンセントを作り、エアコンのコードをそのコンセントにダイレクトに挿す必要がある、そのため、エアコンをつける前に、コンセントを作る事前工事が必要であった。

私は、現地をスマホで撮っていたので、その写真を社長に見せたところ、コンセントの工事は今日やってしまいましょう。17;00ごろ私が伺いますとのことだった。私は、喜び勇んで、マンションの部屋に戻っていった。

汗とホコリまみれの作業を行う

私は入居者の爺さんに、4日後、もしかしたら明日にも、エアコンを交換できると伝えた。あと、その前のコンセントの工事を今日の夕方に行うと言った。しかし、喜ぶのかと思ったが迷惑そうにしていた。そんなにすぐにエアコンの下に積んである荷物をどかすことはできないと言う。たしかに、エアコンの下には胸の高さくらいまで荷物が積んであった。

私は、こんなもの俺がどかしてやる。こんな暑い部屋にいつまでもいる気かと爺さんを一喝して、了承させた。

そして、私は蒸し風呂のような暑さの部屋で、ホコリにまみれながら、作業を開始した。爺さんがここにおいてくれというところに、荷物を運ぶ。ホコリがひどいときには、一旦、バルコニーにホコリをはらってから、荷物を運ぶ。荷物を移動させたところで、床には大量のホコリがあるので、箒でバルコニーに掃きだして、作業は終了した。

17:00まではまだ1時間くらいあったが、部屋が暑いので、外の日陰に避難して、待つことにした。しかし、17:00になっても社長は来ない。17:00ごろと言っていたから、まだかと思って待ち続ける。17:20になってもまだ来ない。もしかしたら、忘れているのか、甲子園中継で盛り上がっているのか、思わず電話した。社長は、前の現場に行っていて、あと20分くらいで行くと言っていたが、少々怪しい。

そして、20分後に社長は到着し、コンセント増設の工事を行った。何しろ部屋は外より暑い。そのなかで作業服は暑かろうと思っていると、首に巻いたタオルで何度も顔をぬぐいながら作業をしていた。30分くらいで工事は終わり、エアコンの近くにコンセントが増設された。そして、明日の夕方にエアコン交換が行われることを願いつつ、帰宅することになった。

翌朝、社長から電話が

翌朝は昨日の格闘のダメージで死んでいた。そこに社長から電話が掛かってきた。何事かと思って電話に出ると、午前中の取り付けの仕事がキャンセルになったので、代わりにお宅の工事を行うというものだった。

私はあわてて、現地に向かって車を走らせた。作業終了時に工事代金を現金で支払うためであるが、入居者の爺さんはいまいち話が通じない人なので、何かトラブルにならないか心配なところもあった。

あと10分くらいで現地に到着するというところで、入居者の爺さんから携帯に着信があった。出てみると、エアコンはもう付いたから来なくていいというものであった。私は、心底安堵して、良かったなと思い、「新しいエアコンはどうですか?涼しいですか?」と聞いたときには、すでに電話は切られていた。

現地の近くまで来たので、工事代金は支払っておこうと、社長に電話を掛けた。そうすると、今日は店は休みだが、シャッターは開けておくから入ってきてくれと言われた。店に到着すると、シャッターが50センチくらいしか開いていない。どういうことだと思い、社長に再度電話して、店の前まで来ましたが、と伝えると店の中からシャッターをかがんで入れるくらいに上げてくれた。シャッターを完全に上げてしまうと、店をやっていると勘違いして入ってきてしまう人がいるということであった。どうやら、自分でシャッターを上げて、入れば良かったらしい。

そして、工事代金を現金で支払った。感謝の気持ちでおつりは結構ですと伝えた(と言っても数百円)。社長は今回の私の対応を褒め、「やさしい大家さんだね。」と言っていたが、正直、そんな気はしない。ただ事故物件になるリスクと戦っただけである。

 

自主管理を行っていると、不具合があれば入居者からダイレクトに電話が掛かって来るので、たまにこのような試練にあう。今年も暑い日が続いているので、この戦いを思い出した。これから、自主管理にチャレンジしてみようと思われている方がいれば参考になるかと思い、長々と状況を記載した。また、真夏にエアコンが壊れてピンチというときにでも、参考にしてもらえればと思っている。

このケース、セミリタイア中であったので、このように動けたが、退職前であれば無理であったろう。賃貸を仲介している不動産屋に丸投げして、費用も時間もかかることになっていたと思われる。

退職してから自主管理物件の割合を増やしたが、自主管理のテクニックとしは、まだまだ初心者であると感じる。セミリタイア生活では時間は十分にあるので、今後も自主管理のテクニックを磨いていき、自主管理をセミリタイア生活のライフワークとしていこうと考えている。(完)

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