退職金定期に預けたときの話 ~最終回~

不動産投資

まずは退職後の経済状況を聞かれる

担当者からは、まずは今後の生活について聞かれた。私からは素直に、サラリーマン時代に買い貯めた小規模の収益物件からの家賃で生活していこうと考えていると伝えた。融資担当者でも紹介してもらえるといいなとは思っていたが、敢えて口にはしなかった。

担当者は不動産に関してはあまり興味がないようで、不動産の話題はさらりと受け流し、現在の金融資産の状況や、今後、それをどのように運用していくつもりかと聞いてきた。私は、金融資産はあくまでも不動産経営の運用資金なので、いざという時にはドンと使うが、日ごろは寝かせておきたいと伝えた。

退職金定期プランの金利を餌に、この信託銀行で退職金を投資信託で運用させようとしてくるのは明らかなので、まずはこちらの考えを先に示しておこうと思った。

NISAをやっていますか?との質問もあり、すでにネット証券で行っていると伝えた。NISA口座を持っていなければ、口座を作るよう説得されていたかもしれない。

なんとか当初予定の定期預金プランで落ち着く

もともとこの退職金定期プランは、退職金を投資信託で運用させて、手数料を稼ごうとしているのは明らかである。その予想通り、いくつかの投信商品の勧誘を受ける。しかし、不動産の運用資金なんでと言いつつなんとか粘ってかわし、当初予定の定期預金のみのプランに持って行くことができた。担当者も普通の定年退職に比べれば、今回は額も少額だし、粘っても益は少ないと判断したのだと思う。

諦めた担当者より「本日、新規口座作成と定期預金の契約書を作りますので、期日までに新規のお口座に振り込みをするということでよろしいですか?」と聞かれたので、「今日、現金を持ってきています。」とボロボロのリュックから札束を取り出したら、驚いていた。ほかの人はあまりやらないらしい。

最後に恐ろしい斬り込みが

結局、その場で口座と通帳を作り、退職金定期預金に入金をして手続きを完了した。ようやく終わったわいとその場を立ち去ろうとすると、担当者から、「この定期預金が終わったときは、次は他の銀行を回られるんですか?」とこちらの魂胆ズバリの質問が来た。私は返答に窮し、「う~ん、そのようなこともあるかもしれません。」と意味不明な回答をしたところ、「いいんですよ。皆さん、そうされていますから。」と魂胆バレバレであった。

私はこの後、当初の予定通り、その資金で他行の退職金定期を回ってみた。どの銀行でも定期の預け入れの時と定期の満期後に引き出すときは必ず、いろいろと投信の商品を勧誘され、それを振り切るのもまた一苦労であった。

ある銀行では、満期の定期を現金で引き出そうとすると、そこの男性行員が「私にもノルマがあるんですよ。」とキレはじめ、2時間も軟禁状態で現金で引き出さず投信を行えと説得されたこともあった。

また、別の銀行では、定期の期間中に不動産紹介してやるから来いと言われて、行ってみると不動産の担当者が私の希望条件をふんふんと聞いただけで立ち去り、そのあとは退職金定期の担当者による長々とした投信の勧誘であったこともあった。

はたして労力に見合う収入か

私はそのような勧誘を最後まで振り切ったが、現金のハンドキャリーも含めて苦労した割には金利が1%以下の短期間定期なので、実入りが小さく、あまりお勧めではないなあと思った退職金定期であった。

もし、検討されている方がいれば、事前に利息の額を計算された方が良い。定年退職まできっちり働いた退職金ならそれなりの金額になるだろうが、我々セミリタ組の場合は金額はそれなりである。

銀行によっては退職している事実があれば、退職金の金額に関係無く、手元の資金も併せて預けることができるところもあるので、そういうところが狙い目かもしれない。それでも、その実入りに見合う労力かどうかよく考えてから、申し込まれるほうが良いと思う。

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