競売物件の残代金納付後の話

不動産投資

前回の記事不動産投資による不思議な感覚 で競売物件を購入した時の話を書いた。今回は、残代金納付後の話を書きたいと思う。

落札した物件はオーナーチェンジ物件

前回の記事不動産投資による不思議な感覚 で落札した競売の区分マンションの残代金納付をした時の話を書いた。正式には買受代金納付と言うらしい。このとき購入した区分マンションの利回りやROIなどのスペックは、以前の記事私の小規模不動産投資における物件購入の条件と実例 で記載したものであるので、気になる人は参照してほしい。

このとき頼りにしていた、必ず得をする競売不動産の入手法―安心して掘り出し物件を買うノウハウを解説!も、残代金納付までの解説はとても充実しているのだが、所有権を取得した後に関する記載は乏しかった。

仕方なく、ここからは手探りで進めることになった。まずは、競売の3点セットによると、この物件は古くからの賃借人がいて、「期限後の更新は買受人に対抗できる」と書いてあり、つまりオーナーチェンジであった。

ここで言っている3点セットは、物件明細書、現況評価調査書、評価書で、入札前に誰でも見ることができる情報である。BIT 不動産競売物件情報サイトでダウンロードができるそれである。

この3点セットを作るのに、元となる詳細な物件明細書が裁判所内にはあり、落札者はそれを閲覧することができるのだが、恥ずかしながら、当時はそのようなものが存在していることは知らなかった。

仕方なく私は、誰でも見ることができた3点セットだけを頼りに、現時点で入居者がいる物件に対して、どうやって新所有者である私に家賃を振り込んでもらえるように手続きするかと考えていたのであった。

現入居者との新たな賃貸契約が必要

一番簡単なのは、裁判所に行き、詳細な物件明細書を見せてもらい、そこに挟まれている賃貸契約書のコピーを見て、賃貸契約を仲介している不動産屋を割り出し、そこに所有者変更を頼むのが簡単である。しかし、さきほど述べたように、当時はそのような物件明細書が存在していて、落札者は閲覧可能とは知らなかった。

そのため、私が考えた方法は、入居者の部屋を直接訪問して、挨拶がてららに賃貸契約書を見せてもらうというものであった。そうと決まれば行動あるのみと、私は、残代金納付した週の土曜日に、新たに所有権を得たマンションに向かったのだった。

マンションの近くのコインパーキングに車を停めた。駅前に行って、菓子折りでも買ってから来ますかねと思ったが、すぐ目も前に落札した部屋のあるマンションがある。

マンションを見ていると、私は、事前調査、入札、落札、買受代金納付までの熱い戦いを思い出し、思わず感涙にむせぶところであった。私は感傷的になり、菓子折りを買いに行く前に、一度、ふらっとマンション内に入ってみた。

事前調査のことを思い出した

入り口を入ると管理人室がある。入札前に調査に来た時は、平日の午前中であったので、巡回の管理人がいたが、今日は、土曜日なので、管理人はいない。

事前調査では、平日の様子も観察する必要があると思い、わざわざ会社の午前休を取得し、見に行ったのであるが、その時は、管理人室に管理人がいた。見ず知らずの人間がいきなりエントランスから建物内部に侵入したら、通報されるかもしれないと思ったので、その時は管理人に「あの~すみません。」と恐る恐る声を掛けた。

管理人は年配の男性で、「なんでしょう?」と聞いてきたので、「ここの○○〇号室、競売に出ているみたいなんですけど、入札しようと思っていまして…ちょっと中を見せてもらっていいですか?」と聞いた。すると、管理人は快く「そうみたいですね。どうぞ、見てみてください。ただ、あまりうろうろしないでくださいね。あなたみたいな若い人が買っていただけると助かりますよ!」と言っていた。競売のことも知っているようだし、もしかすると、管理人ではなく管理会社の人間だったのかもしれない。

今日、もし同じ人がいれば、「本当に買っちゃいましたよ!」と伝えたかったなぁと思いながら、無人の管理人室の横を通り抜けた。

気分が高揚していたので、所有物件のあるフロアまで階段で上がる、そして、自分が購入した部屋の近くまで来ると、そこで私は不思議な光景を目にしたのであった。(その2へ続く)

当ブログは、にほんブログ村、FC2ブログランキング、人気ブログランキングに参加しています。面白かったらいずれかにポチっとお願いします。

ブログランキング・にほんブログ村へ

(スポンサーリンク)年収1000万円の貧乏人 年収300万円のお金持ちを紹介します。不動産投資を行う上で、とても参考になった本です。「フルローン投資」は儲からないなど、不動産業界に対して歯に衣着せぬもの言いで、ためになる話が多いです。お得な文庫本もあるようですので、良かったら見てみてください。リンク先で試し読みができます。

不動産投資
小規模小借金の不動産投資でセミリタイアした私の方法

コメント