先日の携帯基地局が隣地にできる物件だが、会社員時代に購入したものである。今回の基地局の件で、購入時にも隣地と通信会社に関する話があったことを思い出した。
NTTから突然お手紙が来る
この埼玉県の物件だが、購入してリフォームして入居者も付いた後に、NTT埼玉から東京の自宅に、敷地の電柱使用の件について、一度、お電話をいただきたいというお手紙が届いた。
ただし、私が購入した物件は土地が狭く、敷地に電柱なんて立っていないし、また、電柱を立たせてくれと言われても、明らかに供出するよう土地の余分も無いので、何かの間違いだろうと放置した。当時はサラリーマンであり、仕事も多忙であったので、こんな手紙が来たことは、すぐに忘れてしまった。
その後、数ヶ月に一度くらいのペースで、同じ内容のお手紙が届いたが、そのたびに放置していた。また、手紙によると電話の受付は平日の17:00までで、電話番号もフリーダイヤルではなく、埼玉の市外局番で、電話料金も掛かるし、何かの間違いだからいいやと放置を続けた。
その後も送られてくる
その後も何度も送って来るので、うちには電柱は関係ないのだから何かの間違いなので、よく調べてくれということを伝えようと、電話代は掛かるがNTT埼玉に電話してみた。
平日の17:00までなので、当然、会社での勤務中である。自分の事務所のあるフロアとは別の階に行って、携帯で電話してみた。
手紙に担当者の名前が書いてあったので、その人の名前を言ってつないでもらった。すると中年の男性の声で、「ああ、やっと繋がった。良かった。」と言っている、こちらは頭に来て、「うちの土地には電柱なんて無いし、新たに電柱を立てるようなスペースも無いので、何かの間違いじゃないんですか?」とキレ気味に言った。
すると、担当者は、「前の私道ですよ。」と事もなげに言ったのであった。
ようやくNTT側の要望が理解できた
話を聞いてみると、その家の前の私道に電柱があるという。この一戸建てを購入した時の重要事項説明では、前の道路は私道で、持ち分はあるとは聞かされていた。しかし、電柱の話は一切出てこなかったので、今回の件はてっきり何かの間違いだと思い込んでいた。
ただし、電柱は一本だけで敷地使用料を私道の持ち分割合で割るので、私が貰えるのは1年当たり400円くらいである。
その当時は、会社の仕事もたいへん忙しかったので、「それしかないのなら、手続きも面倒なので、寄付します。」と提案したところ、担当者は、「いえいえ、それは困ります。連絡が付かなかった期間もさかのぼってお支払しますので。」と粘るので、仕方なく手続きの書類を送ってもらうことにした。
支払いは5年に一度なので、忘れた頃に2千円ほどが振り込まれる。今なら喜んでもらうのだが、当時は、会社の仕事が忙しく、また、当然のことであるが、不動産収入に加えて会社員の給料もあったことから少々余裕があり、細かいお金にはルーズであった。
携帯ではないが同じ通信関係で、持ち分はあるものの同じ物件の隣地でということで、思い出したので記事にしてみた。
コメント
私の場合、NTTからではなく地元の電力会社からでした。
もう手放していた物件だったので、現所有者に移管しました。
知識も手間も不要!NISA口座だけで7万3千円を6年間で100万円にした私の方法
読まさせていただきますね(^^)♪
ルカ様
コメントありがとうございます。
電柱の件、前所有者からの引継ぎが全く無かったので、何が起きているのか分からず、困りました。
本も読んでいただき、ありがとうございます!