無料のKindle本を読んで過ごす

セミリタイア生活

前回、弱小大家の近況~苦しい2月~ で書いたように、引きこもり生活で時間があるので、無料のKindle本を読んでいる。

チベット旅行記を読む

Kindle本ではあるが、河口慧海著の「チベット旅行記」が青空文庫から、無料で出版されている。

以前から、この本の存在は知っていたが、文庫本で668ページもある長編のため、読むのが大変そうであり、途中で読むのを挫折しそうなので、買うのは止めておいた。

大学時代は山岡荘八著の「徳川家康」全26巻を読了したこともあったが、社会人になってからは時間が無く、長い本を読むのが苦痛になってきたのと、ネットサーフィンしているほうが本を読んでいるより楽しいというところもあり、すっかり実用書以外の本は読まなくなっていた。

ただし、今は、このコロナ禍で引きこもり生活をしているため、時間がある。さらに、Kindle本なら無料で「チベット旅行記」を読めることに気が付いた。

そうなると、この際、読んでみようかと0円で、この「チベット旅行記」のKindle本を購入し、ダウンロードした。

想像していたものより、はるかに過酷過ぎる旅

タイトルが単なる「チベット旅行記」なので、ただの旅行記かと思っていたところ、読み始めてすぐにそれは大間違いだと気付く。

明治30年代に、過去に日本人は誰も入ったことのない鎖国状態のチベットに、単身、ネパールからヒマラヤ山脈を越えて不法入国するのである。当然、当時は日本語をチベット語に通訳できる人などいないので、自身がインドに着いたときに1年掛けてチベット語を話せるレベルまで勉強するところからスタートする。

その後、ネパールに渡り、1年掛けて、チベット兵が守る関所を通らずにヒマラヤ山脈越えでチベットに入る道を探る。そして、雪解けの季節になると同時に行動を起こし、山越えでチベットに入るという行程であった。

チベットに入ってから、聖地カイラス山まで進み、さらに、そこから引き返してラサ府に到着するのだが、未開のチベットに入ってからの旅は壮絶そのものである。

Googleストリートビューで追えないチベット

チベットに入ってからは、スマホで本を読みつつ、慧海がどのあたりを進んでいるのかとか、この付近はどのような景色なのかということを、PCを開きGoogle Mapで調べようとした。しかし、チベットでは通常の道路のストリートビューは見えず、360°写真があるポイントがごくたまにあるだけである。

それでも、頑張って本文から場所を追っていると、おそらく慧海が見たときとあまり変わっていない思われる景色の360°写真を何点か見ることができ、チベットの雰囲気は感じることができた。



現在も未開に近いチベットに、旅行に行くことができるのかと、調べてみたところ、コロナの影響で中止になったものの、80万円くらい出せば、慧海も参拝した聖地カイラス山に行くツアーに参加できるようである。

旅行好きだけど、コロナ禍で家にいる人は読んでみたらいかがであろうか。また、困難にぶち当たったときにこの本を読むと、その困難を乗り越える気力が湧いてくるかもしれない。

明治時代の本だが、表現が堅苦しくないので、思ったよりは読みやすい、かつ無料なので、家で時間があるという人にはお勧めの本である。

コメント