突然、入院した話 その2

セミリタイア生活

前回記事突然、入院した話 で書いた近所の眼科から紹介された大病院に行った話を書きたいと思う。

紹介された大病院に向かう

近所の眼科から紹介状と翌日朝一の予約をしてもらったその当日、私は電車に乗って、紹介された大病院に向かっていた。今までの人生で、手術や入院といった経験が無い。まあ、今日、検査して、手術日と入院日が決まるのかなと、紹介状以外、ほとんど手ぶらで病院に歩いていった。

紹介された病院には、予約時間の15分前に到着した。車で何度も目の前を通ったことがあるのだが、到着して敷地に入ると、ずいぶんと広い病院だなと改めて思う。

いざ決戦と外来棟の正面玄関を入ろうとすると、行列が出来ている。新型コロナの感染症対策で、手のアルコール消毒とサーモグラフィによる体温チェックをしている。体温チェックは問題なかったが、少々時間を食ってしまったと思い、急いで初診受付のカウンターに行くと、私の一人前のおじいさんが非常に苦戦している。

まずい、予約の時間が近づいている。

そのおじいさんの手続きがようやく終了し、慌てて飛び込むが、私の手続きが終了し、眼科外来に向かってくださいと指示されたときには、すでに予約時間ジャストであった。

慌てて眼科外来に向かう。広い病院なので、時間が掛かる。ようやく眼科外来に到着したときには、女性の看護師が私の名前を大声で連呼しまくっていた。私は、早めに到着したにも関わらず、間に合わなかったことに忸怩たる気持ちになりつつ、すみませんと看護師に声を掛けたところ、看護師はよかったと言って私を検査室に連れて行った。

検査と診察で苦しむ

検査室では、瞳孔を開く目薬を差され、その後、昨日の眼科とほとんど同じ検査を行っていく。長い検査が終わり、待合室で待っていると、私の診察の順番が回ってきて、番号を呼ばれる。診察室に入ると、若い男性の眼科医が待っていた。

そして、昨日の近所の眼科でもやったが、顕微鏡のようなもので目の中を覗かれる。

まぶしい上に、目を大きく開けるように指示され、昨日の午後からひたすら瞳孔を開いて検査し続けているせいか、いよいよ吐き気がしてきた。医師も私の息遣いで分かるのか、気分悪くならないですか?と聞いてきた。気分は確かに悪いのだが、そのまま答えると軟弱もののような気がして、いや、大丈夫ですよと強がる。

ようやく顕微鏡のような検査が終わり、辛うじて吐かなくて済んだと思っていると、網膜剥離が起きているので、網膜の専門医がもう一度診るという。その時は、まだ、検査するのと思ったが、その考えは間違いであると、あとで気付くことになる。

入院しているときの検査でも、かならず複数の医師がチェックを行っていた。一人だけでは判断しない、かならずダブルチェック、トリプルチェックをしながら進めるという、病院の方針のようであった。

しかし、その時にはそんな素晴らしい仕組みを理解するわけでもなく、吐き気もするし、いつになったら、この検査は終了するのだろうかという考えしか起きなかった。

主治医からの手術の説明とその後の展開

ほうほうの体で診察室から出てきて、飲料の自販機に向かう。水を買ってソファに倒れ込むように座り、水をチビチビと飲んでいると、吐き気が徐々に収まってきた。

しばらく待っていると、私と同年代と思われる主治医が待合室にやってきた。いろいろな検査機がある部屋に通され、また、顕微鏡のようなもので目の中を観察し、別の検査機で目の中の写真を撮っていた。

そして、いよいよ手術の説明があった。

眼球内の水を抜き、一旦、空にして、剥がれた網膜を貼り付け、最後に眼球内にガスを詰めて風船のように膨らませるとのこと。なんとも、痛そうな手術である。

しかも、全身麻酔ではなく、目の下に注射する部分麻酔で行いますとのこと。注射だけでも、十分、痛そうである。

しかし、放っておいたら、失明する可能性が高いと言われると、痛そうでも選択肢は無い。

ガスを詰めたら、見えるんですか?と馬鹿な質問をすると、さすがにガスなので見えませんが、徐々に水が溜まっていくので、そうしたら、見えるようになりますとのこと。

私は、手術内容にビビりながらも、まあ、やるしか無いですねと言うと、手術がいつできるか予定を確認するので、待合室で待つように指示された。待合室に行くと、急に空腹になってきた。もう正午をとうに過ぎている。

しばらく待つと、先ほどの主治医が待合室にやってきて、今日、手術の予約が取れましたからと言って、去っていった。

今日か、ずいぶんと急展開だな、一回、家に帰って、入院用の荷物を持ってくるかと思っていると、看護師に呼ばれて、手術をするので、血液検査と心電図を取ってくださいと。ちなみに手術は何時なんですかと聞くと、今から1時間半後とのことであった(続く)。

コメント