久しぶりに大家の仕事として、退去した部屋の原状回復を行った話を書きたいと思う。
退去した部屋はとてもきれいだったが…
以前、記事預金額の2月末update~3ヶ月連続の大幅赤字~ で3月末の退去が発生したという話を書いた。幸い、前回の入居者がとてもきれいに部屋を使ってくれていたので、クロスの張り替えは無しで募集を掛けられそうであった。
しかし、一か所だけ問題があり、リビングのクッションフロアの家具の跡の凹みがかなりのものになっていた。クッションフロアを貼っている部屋を貸している以上、前入居者には非は無く、仕方がないところはある。
しかし、このまま賃貸募集すれば、次に内見に来た人は、リビングに入った瞬間にこの凹みが目に入るであろうと思われるくらい目立っている。明らかにマイナスポイントであろう。
ちなみにこの物件はセミリタイアを始めてから自主管理に切り替えた物件であり、賃貸募集と更新手続き以外の業務は自分で行う必要があり、原状回復はすべて、自分で手配しなければならない。
このクッションフロアをどうするか?張り替えを依頼するのが、安全、確実な方法ではある。しかし、幸い今はセミリタイアで時があって自分自身で平日に動くことは可能なので、単に張り替えを依頼する以外にも何か方法は無いか考えることにした。
過去のクッションフロア物件でのこと
そういえば、会社員時代、別の区分所有の物件で退去があり、その物件もクッションフロアの物件であった。会社員時代は多忙であったため、退去立ち合いを管理していた不動産屋にお願いすることにした。
数日して、退去精算の連絡と、原状回復の見積が送られて来た。その見積の中に、2年前に張り替えたクッションフロアの張り替えが全額大家負担で入っていた。
私は、管理を依頼している不動産屋に電話を掛けて、クッションフロアは2年前に張り替えたので、今回は張り替えなくてもいいのでは?と聞いてみた。
その不動産屋曰く、クッションフロアの家具跡の凹みが酷いので、張り替えないと賃貸が付かないとのこと。私自身は忙しくて、現地を見に行く時間が取れなかったため、その時は仕方なくその提案をそのまま受け入れることにして、クッションフロア張り替えの工事を発注した。
凹むのが嫌ならフローリングにすればよいので、このクッションフロアの凹みは完全に大家都合であるのは理解している。そのため、入居して2年ほどであっても、全額大家負担のことに対して文句を言うつもりは無い。しかし、本当に凹みありでは賃貸が付かないの?という疑問はあった。
クッションフロアの凹みをどうするか
今回、退去後の部屋のクッションロアの凹み(下図)を見て、上記の会社員時代の経験を思い出した。そのときも、おそらく、今回くらいの凹みがあったのだろう。確かに、このままでは入居者は付かないと思うので、なにかの施策は必要である。


まず、張り替えるかという選択肢を考える。器用な人ならDIYで張り替えるのだろうが、記事DIYは極力しない で書いたように不器用な私にそんな技術は無い。
張り替えをどこかに依頼することになるが、その場合、業者に見積に来てもらって、それから見積を貰って確認し、業者が空いている日程で作業してもらうという流れとなる。
単価が安い業者は多忙で空いている日程が少なく、工事はかなり先になるだろう。たとえ、ぼったくり業者を選定しても、こちらが見積に対してOKを出した後に、実際に張るクッションフロアを業者が発注したりする時間も掛かるので、順調に行っても一週間は掛かるだろう。
3月末の退去であり、繁忙期が過ぎつつあるので、急ぎ、原状回復して、次の募集を掛けたかった。そこで、まずはこのクッションフロアの凹みをDIYで修復するチャレンジをして、それが失敗したときには、諦めて時間を掛ける方針に切り替えて、業者にクッションフロアの張り替えを依頼し、9月の繫忙期に勝負を掛けるという2段構えの作戦を取ることにした(つづく)。
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