ケチな旅 最終回~弱小大家の日常~

セミリタイア生活

前回、単身赴任時代に行っていたケチな旅について書いた。退職後、コロナ禍になる前は、物件のリフォームのついでにケチな旅を行っていた。

退職後は平日に物件に行く頻度が増えた

2018年にセミリタイア生活に突入し、それからは、会社員時代と異なり、物件を訪れる頻度が増えた。DIYは極力しない で書いたようにDIYは極力しないのだが、時間だけはあるので、炎天下の草むしり地獄 外壁の高圧洗浄をする など、不器用者でも行えるDIYは出来るだけ行うようになった。

退職後、千葉県のアジサイ物件を入手し、また、所有している物件の隣地に携帯の基地局が建設される話 の埼玉県戸建物件が空室であったため、平日にしばしば、都内から千葉県や埼玉県に向かった。

会社員時代と違って、平日に動けるのが楽であった。業者との都合をつけるのも楽であるし、また、道路が空いていることが大変助かる。

会社員時代は土曜日に現地に向かうことが多く、そうなると道路は渋滞で到着するだけで疲れてしまうのだが、平日では夕方の帰宅ラッシュ時間くらいしか道路は混まない。国道を走っていれば、かなりの速度で移動できる。

また、会社で消耗していない分、体力も余っており、物件まで行って作業することへの抵抗感が薄れてきた。

退職後の新しいケチな旅

物件でDIYや業者の見積や作業の立ち合いをして、それが、午後2時くらいまでに終わると、単身赴任時代のケチな旅のように、少し足を延ばして観光でもしてみましょうかということになる。

単身赴任時代は赴任先に車が無かったので、鉄道での移動であったが、退職後は車で物件に行く頻度が増えた。特に一戸建ての場合は、駐車場があるので、コインパーキング代を気にすることが無くて良い。

車の場合のケチな旅として、単身赴任時代の、現地では飲み食い無し、移動は徒歩のみ、拝観料が掛かる観光地には行かないの原則に加えて、高速道路は使わない、有料駐車場は使わないという新たなルールを追加した。

ますますケチ臭くなり、楽しくなさそうという声も聞こえてきそうである。私本人は、このコストパフォーマンスの良い旅を喜んで実施していた。

退職後のケチな旅の一例

埼玉県の戸建物件に作業に来た時である。午後2時ごろ作業が終了したので、ここから足を延ばすかと、国道4号線を北上することにした。ちょうど季節は今頃であったので、日が暮れるまでには時間がある。

国道4号線から例幣使街道に移動して、杉並木の道を北上する。今市で国道119号線に乗り、日光市に向かう。

日光市営上鉢石駐車場という公営の無料駐車場に停めたときは午後4時半を過ぎていた。しかし、日が長いためにまだ十分に明るい。私は滝尾神社に向かう石畳の道を歩いたが、すれ違う人は誰もいなかった。

滝尾神社に到着したが、下の写真のように誰もいない。誰もいないことをいいことに、鳥居の穴に石を投げることにした。運試しの鳥居とのことで、3回石を投げて、それが鳥居の穴を通るといいことがありそうである。

他の人がいれば、いい歳したおっさんが一人で何やってんだと思われていないかと、人目を気にしながら投げることになる。しかし、誰もいないので人目を気にせず、集中して石を3個投げるが、一つも穴を通らなかった。

その後、東照宮の前まで、徒歩で移動する。午後五時で拝観時間は終了しているため、石鳥居と五重塔と表門に囲まれる広場には、下の写真のように誰もいない。

こんな静寂な日光もあるのかと、驚きの発見であった。古い建物に囲まれて、周りに誰もいないので、私一人だけ別の時間に飛ばされてしまったのではないかと思ったりもする。

その後、気合いで高速道路を使わず国道で、都内の自宅まで爆走した。もともと物件のリフォームで埼玉県まで来ているので、旅としては埼玉県から日光市までのガソリン代くらいしか掛かっていない。



平日の夕方なら、観光地の無料駐車場でも簡単に車を停めることができる。また、平日なら道路の渋滞も無い。平日が自由になる不動産投資家兼セミリタイアラーならではのお得な旅だと考えている。

今は物件が満室だが、空室が出れば、また、リフォームついでにケチな旅をしてみたいと考えている。(完)

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