前回のケチな旅 最終回~弱小大家の日常~ にて、セミリタイア生活中に空室になった埼玉県の戸建物件のリフォームをしていたことを書いた。原状回復のリフォームが完了して、駅前の不動産店に賃貸募集をしてもらっていたときのことである。
賃貸募集中に不動産店から電話が掛かってきた
ある日、この不動産店から電話が掛かってきた。賃貸募集中であったので、いよいよ入居者決定かっ!と喜び勇んで電話に出てみると、担当者から、「今日、物件に行って気付いたんですけど、洗濯機置き場の蛇口の先端が無いので、なんとかしてください。このままでは、賃貸募集できません。」とのこと。
最初は何を言っているのか分からずに、よくよく聞いてみると、洗濯機置き場に洗濯機のホースとつなぐ蛇口が、下図のカクダイ 万能ホーム水栓 7015-13のようはタイプの蛇口で、先端のゾウの鼻のような部分が無くなっているとのことだった。
前回の入居者は夜逃げしてしまったため、当然、退去立ち合いも無く、すべての原状回復を大家の私が自腹で行っていた。
は~、また出費か~と落胆していると、担当者は、「じゃっ、お願いします~。」と言って電話を切ってしまった。私はてっきり定番の「業者向かわせていいですか?」が来ると思っていたので、拍子抜けしてしまった。
とにかく、この件、何とかしないといけない状態になった。
水回りDIYの思い出
不動産投資を始めたきっかけ に書いた最初に買った旧自宅で、ウォシュレットが壊れたことがあった。水がノズルから出てこない。中古住宅でウォシュレットも前所有者時代からのものなので、かなり古そうである。さすがにこれは寿命だなとウォシュレットを交換することにした。
そこで、インターネットで安いウォシュレットを探すことにした。すると、非常に安いウォシュレットを発見した。サイトを見てみると、商品の発送だけで、取り付け対応はしていないとのことだった。あまりの安さに、同じTOTO製品なら、交換も問題ないだろうと、即、発注した。
当時は会社員だったので、会社が休みの土曜日にいよいよ、満を持してウォシュレットを交換することにした。
事前にネットで交換方法について調べまくったおかげで、作業は比較的順調に進み、完成した。なんだ、思ったより大変ではなかったなと、配管の蛇口を空けた瞬間、ウォシュレットへの分岐部から水がぼたぼたというレベルではなく、ジャアジャアと溢れてきた。
慌てて配管の蛇口を閉めて、もう一回、分岐部を閉めなおしてみても、再びジャアジャアと水があふれてくる。トイレの床が水に浸水して、トイレの外の廊下まで水があふれてきた。配管の蛇口を急ぎ閉める。
配管の蛇口を開くことができないと、タンクに水を送ることもできないので、ウォシュレットが使えないだけでなく、トイレ自体が使えない事態になってしまった。
私は半泣きになりならが、床に溢れた水をタオルで拭きつつ、今後どうしようかと考えていた。小さい家でトイレが一つしかないので、トイレが使えない事態をとにかく解消しなければならない。
仕方なく、24時間対応で駆け付けてくれる少々お高い水道修理業者に応援を頼むことにした。業者はその日の夜に駆け付けてくれて、結局、分岐部の交換と、ウォシュレットに接続するための配管を新設する事態になり、最終的には散々苦労しならが、取り付け工事費込みでホームセンターに頼んだほうが安かったという失態となった。
今回は敢えてDIYにチャレンジすることにした
あの時の水がすごい勢いで溢れ出し、今後どうしたらよいのかと途方に暮れる恐怖は忘れられない。
自分のような不器用者は、DIYは極力しない で書いた通りDIYは極力しない主義であり、しかも、上記のトラウマもあり水回りは最もやりたくない場所である。
しかし、夜逃げの原状回復でそれまでかなりの出費があり、修繕費をケチりたいという思いもあった。電話してきた担当者も、業者に頼んだらお金かかるし、これくらい当然、自分でやるでしょと言わんばかりであった。
まあ、セミリタイア中で時間もあるし、向かったついでに、前回ケチな旅 最終回~弱小大家の日常~ で書いたケチな旅でもすればいいし、一旦、チャレンジして、ダメそうなら即、業者を呼べばいいやと、この先端部取り付けをチャレンジしてみることにした(続く)。
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