前回退職後の投資戦略とオリンピック の続きで、退職後の話となる。ちなみに一昨日の夜も、再びオリンピックスタジアムまで、ウォーキングしてきた。
当初の投資計画通り、退職後は売却からスタートするが…
前回退職後の投資戦略とオリンピック で書いたように、退職後はオリンピック開催に伴う不動産バブルのうちに、融資ありの区分の売却を進めてキャッシュを作り、オリンピック開催前後でバブルがはじけた後に、それまでに売却によって作ったキャッシュを使い、利回りが大幅に高くなった物件を買いまくるという作戦を、在職中の2015年頃に立てていた。
その後、計画通り2018年に退職し、その時点においては、まだ、予想した通り地価上昇中であり、いよいよ計画通り、物件売却に動くことにした。
まず売却したのは、非常に割安な物件が市場に出てくる仕組み で書いた神奈川県の2DK区分である。繁忙期を過ぎても空室であったので、管理費、ローン返済のマイナスのキャッシュフローを生む物件となっていた。そのため、ひとまず、この物件を売却することにした。
毎月の初めに預金額の6月末update~赤字脱却ならず~ のようにセミリタイア後の預金額の増減を提示しているが、最初に預金額がドンと増えたのはこの売却である。
当初の投資戦略では、オリンピックが開催される前後で、不動産バブルが弾けるまでは、融資ありの区分の売却を進め、買いの方はバブルが弾けるまではしない予定であった。
預金額の増減のグラフには退職金の入金はカウントしていないが、ちょうど最初の物件を売却した頃に退職金も入金されており、これが、在職中に自分で予想して計算していた額よりかなり大きかった。
さらに、当時は、安倍政権がやたらにインフレ政策を進めており、もし、インフレに進むなら、現金で持っていては価値が目減りするし、不動産に変えていたほうが安全ではないかと弱気な考えになってしまった。
そして、いきなり変節して、非常に割安な物件が市場に出てくる仕組み や炎天下の草むしり地獄 ~数少ないDIYネタ~ で書いた千葉県のアジサイ物件を購入してしまうのである。
素人が先を見通すのは難しい…
その後も2物件を売却し、オリンピックは1年延期になり、現在、すでに2021年になりオリンピックは開催されているが、高値止まりしている不動産相場が崩れる感じでもない。
少々公示地価は下がって来ているものの、これは、オリンピックが実際に開催されて不動産価格がピークを迎えたというよりは、新型コロナウィルスの影響と思われる。
結局、北京オリンピックの時の中国のようにオリンピック開催の半年前に不動産バブルが崩壊するということもなく、予想もしなかった新型コロナウィルスのパンデミックが起き、その影響で不動産価格は少々下がったが、いまだに高値止まり感はある。
見知らぬ番号の電話がよく掛かってくる でも書いたが、今も相変わらず知らない番号からので電話があり、当然、出ないのだが、後で電話番号を検索すると、所有物件の売却を持ちかける悪徳不動産業者というパターンがもっとも多い。相変わらず、投資物件の売り買いは活発であり、不動産相場が崩壊するという雰囲気も無い。
結局、在職中の2015年当時にいろいろと先のことを考えたが、実際の状況はだいぶズレてしまっている。
私のような素人が先のことを予想してもほとんどと当たらないので、あれこれ考えても、あまり意味が無いのだろう。
やはり先が読めない素人は、時間と場所を分散して、その時にベストと思われる投資するのが一番安全確実な投資法なのではないだろうか。(完)
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