FIREの認知度が高くなってきている
最近は世の中すっかりFIREブームである。
先日、高校時代の友人と会う機会があった。その友人には、私が2018年に退職した時点で、今後は家賃収入で生きていくということは伝えていた。
先日、その友人に会ったときに、「君は、今、流行りのFIRE達成だね。」と言われた。
その友人自身は仕事を辞めるという様子は全く無く、退職する気が無い人にもFIREという言葉が浸透しつつあるのを感じた。
そういえば、以前は「不動産投資でセミリタイア」と謳っていた有名ブロガーたちも、「不動産投資でFIRE」と言うようになってきた。
私のブログのタイトルも、「小規模小借金の不動産投資でFIREした私の方法」に変更した方が、今どき感があってよいのだろうか?そもそもFIREってどういう状態なのか?などと最近、考えている。
FIREの定義を調べてみた
そのような疑問を感じ、そもそもFIREの定義って何?と思い、いろいろと調べてみたが、はっきりした定義は無いようである。
FIREはFinancial Independence, Retire Earlyの略で、直訳すれば、「経済的自立により早期に引退する」と言うことになるだろう。
FIREのはっきりした定義は無いものの、年間支出の25倍の資産を築き、それを年4%で運用することがFIREの王道であるらしい。「4%ルール」などという言葉をよく聞く。
この状態になれば、資産を減らすことなく、運用益で生活していくことが可能になるので、Financial Independence、つまり経済的自立を達成したことになる。
この状態で会社を退職し、運用益だけで生活すれば、Retire Earlyとなり、FIREが達成したことになる。あとは残りの人生を好きに生きてくださいという状態を、めでたく達成したことになる。
FIREを達成するためには
FIREを達成するためには、インデックスファンドの積み立て投資で資産を蓄積するのが王道らしい。試しに毎年4%で運用できたとして、毎月いくら積み立て、何年運用すればよいのかを、単純にエクセルで計算してみることにした。
毎月に15万円を積み立てるとして、それを154ヶ月、約13年間積み立て続けることで、資産は約3千万円となり、毎年の運用益は、は約120万円となる。
この時の投資総額は2310万円であり、さらに積み立て期間中の運用益が約700万円となり、合計で3千万円の資産を築くことができるのである。
つまり、毎月15万円、年にして180万円を13年積み立て続け、それを年4%で運用し続けることができるなら、独身で一ヶ月10万円のケチケチ生活ならFIREは達成可能となることになる。
さらに、マイホーム・マイカーあり、奥さんは専業主婦、子供ありといった家族持ちのように毎月35万円、年間420万円の支出があるような場合はどうすればよいかというと、毎月15万円積み立てを365ヶ月、つまり約30年、積み立て続ければ、資産は約1億5百万円となり、毎年の運用益は、約420万円となり、毎月の支出35万円と釣り合うことになる。
この時の投資総額は5475万円であり、さらに積み立て期間中の運用益が約5000万円となり、合計で1億5百万円の資産を築くことができるのである。
毎月15万円を30年間とは気が遠くなるような数字である。そもそも30年も積み立てていたら、もうRetire Earlyではないんじゃね、そもそもこのインデクスファンドの積み立て投資法は、家族持ちがFIRE達成するのは無理じゃねと思うわけである。
実際にインデックスファンドの積み立て投資で、専業主婦の奥さんと子供がいる家族でFIREを達成することができた人はいるのかな?と疑問に思っている。
などと考えていると話が長くなってきたので、次回、続きを書きたいと思う。(続く)
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