このタイトルの100円だが税別の金額であり、また、受験料はこの100円とは別ということを補足しておく。
大家業の記帳なら簿記3級で十分だが…
以前、無料で日商簿記3級の資格を取得した話 の記事で、大家業をするには簿記3級を取得すれば、スキル的には十分という話を書いたことがある。
しかし、当時、簿記ど素人の私が、多忙な会社員生活の中、教材費ゼロ円で日商簿記3級を96点で突破できたため、このまま余勢を駆って2級まで取ってしまえと考えたのだった。
前回記事の大家業を目指す人におすすめの資格 において、日商簿記2級を取得しているなら自分で申告しても大丈夫と、税務相談に行ったときに、その日の担当であった税理士から、そう言われたことを書いた。
そのため、結果的には、日商簿記2級まで取得して良かったと思っている。
日商簿記2級の勉強をスタートする
日商簿記3級を教材費ゼロ円で合格した私は、日商簿記2級も同様に教材費ゼロ円で取得できないかと、インターネットのサイトを漁り始めた。
さすがに2級は無料の学習サイトは見つからなかった。唯一、いぬぼき というサイトが、未完成であったが、無料簿記2級講座を載せていた。
今では、すっかりいぬぼき も完成して、カラフルな立派なサイトになっているが、当時は、完全なプロトタイプで、カラーも赤とオレンジ色しか使っていないような、シンプルなサイトであった。
しかも、すべての単元が網羅されているわけではなく、その段階で未執筆の単元もかなり残っている歯抜けの状態であった。
そこで、以前、無料で日商簿記3級の資格を取得した話 にも書いた、最初に買った100円(税別)の簿記2級の本を引っ張り出してきて、いぬぼき のサイトが、どの単元が足りていないのか調べてみた。
すると、工業簿記はほぼ全単元を網羅していそうなことが分かった。
一方、商業簿記は、本店支店会計など、主要ないくつかの単元が未完成であるようであった。
最初に100円(税別)で購入した簿記の本
これまで書いてきた100円の本だが、「日商簿記2級」14日間 ラクラク合格術という本で、簿記3級の勉強を始めるかなり以前にブックオフで100円(税別)で購入したものである。
まだまだ事業的規模の区分10室には程遠い時代に、いずれ事業的規模を達成したときに、複式簿記が必要だということで、なにか良い本は無いかとブックオフに行ったときに見つけた本である。
他の簿記2級の参考書は商業簿記、工業簿記それぞれ別の本になっているのに対して、この本は256ページの薄さにもかかわらず、商業簿記と工業簿記が一冊にまとまっているという優れものであった。
しかも、その中古本が100円(税別)で売られていたので、躊躇なく購入した。簿記なら宅建と違って、その年の本でなくても、出題範囲が変わらない限りは中古本で問題ない。
しかし、この本、簿記3級相当の知識がある前提で書かれているようで、購入した直後はまったく理解できずに放置をしていた。
その後、無料で日商簿記3級の資格を取得した話 最終回 で書いたように、簿記3級をある無料サイトを見つけたのをきっかけに取得するのだが、簿記3級を取得した後でこの本を見ると、ふむふむ、なるほどと、ようやく内容を理解できるようになっていた。
そこで、日商簿記2級取得に向け、次の作戦を立てた。
1. いぬぼき で完成している単元は、いぬぼき のみで勉強する
2. いぬぼき で未完成の単元は、100円本で勉強する
3. 過去問は大原から無料で貰える1回分のみを行う
過去問は簿記3級のときと同様に、資格の大原から貰うのみで、買ってまではやらないことにした。
簿記3級の余力もあるし、これでなんとかなるだろうと、この「100円(税別)で日商簿記2級を取得する作戦」を発動したのだった。(続く)
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