2025年に崩壊したFIRE生活だが、2026年の前半も崩壊に歯止めはかからなかった。
2026年上半期の預金の増減
小規模不動産投資のFIRE・セミリタイアは成功か失敗か検証する で書いたように、小規模小借金の不動産投資で家族3人の生活費が賄えてFIREを達成できているのかの確認のために、毎月、預金の増減をチェックしている。そして、以前は毎月預金の増減の記事を書いていた。
しかし、月によっては所有物件の修繕などの突発的な支出や固定資産税、住民税の支払いなどもあり、また、家賃が月末までに振り込まれなかったり、それを翌月に振り込まれたりといった収入にも様々な動きがある。
それらの影響で毎月の預金の増減がマイナスやプラスを行き来してしまうため、不動産からのCFで生活費を賄えているのか、毎月の集計では今一つ分かりづらい。
そのため、それらの月ごとの事情によるバラツキの影響を少なくするために、2024年より毎月の集計はいままで通り行うが、まとめは半年単位で行うことにした。
前回預金額の増減 2025年 FIRE崩壊、そして無の境地へ で書いたように、昨年の2025年は不動産賃貸業の突発的な出費や教育費の増大により、預金の減少ぶりは壮絶なものであった。家賃収入で賄えるのは生活費のみ、それ以外の出費は家賃収入でまったく賄えず、預金の取り崩しで辛うじて生活している状況で、Financial Independence(経済的自立)とはほど遠い、FIRE崩壊といった様相であった。
2026年上期(1~6月)は、不動産賃貸業は比較的トラブルは少なく安定していたため、多少は崩壊の雪崩の傾きが緩やかになっているのではと期待して、2025年の上半期6ヶ月分の預金の増減を算出した。
2026年1月から6月末まで半年間の預金額の増減は、期待を大きく下回る衝撃のマイナス332万円であった。FIRE生活の崩壊に歯止めはかからなかった。
上記グラフは退職後の預金額の推移を表すために、各月の月末の預金額をプロットしている。
2024年12月末のプロットから2026年6月末のプロットにかけて、雪崩のように崩壊している。雪崩の傾きは2026年上半期においても緩やかになることはなく、ほぼ、一直線に落ちている。
この上半期の崩壊の詳細については、後で述べるとする。
預金の増減の定義
上記の預金の増減のグラフには、株や投信などの紙の資産は含んでいない。所有する複数の銀行口座の預金の合計金額で、単なる日本円の増減を示している。
また、退職時の預金額を基準のゼロとして、そこからの増減を表している。つまり、退職時よりお金が増えているのか減っているのかが、一目瞭然となっている。
さらに、退職後に退職金収入があったが、その金額についてはこのグラフからは除外している。それは、不動産投資のキャッシュフローで生活できているのかを確認するのが、このグラフ作成の目的だからである。
このグラフは単純に各銀行口座の預金額の合計の推移であるため、預金から株や投信などへの紙の資産へ投資した場合、この預金額は減ることになる。
私の紙の資産 ~細々と運用中~ で書いたように、現在、私の紙の資産への投資は、NISAとiDeCoだけである。
NISAは、株式投資の記事に書いているように、2014年に7万3千円の資金でスタートして以来、追加の入金は一切せず、また、譲渡益や配当は出金せずに再投資しているので、上記の預金の増減には影響しない。
また、iDeCoは、退職してから毎月1万円を、iFree 8資産バランスインデックスファンドに拠出している。
この拠出分は、預金から減ることになる。
あと、iDeCoはもう一つ、毎月5万7千円を、節税のためiDeCoの定期預金に拠出しているが、これは、拠出先が元本保証の定期預金なので、預金額の合計にカウントしている。
まとめると、
株式投資(NISA) … 入出金しないので影響なし
iDeCo(8資産バランス) … 拠出分は預金減。ただし、毎月1万円
iDeCo(定期預金) … 預金としてカウントしているので影響なし
このように私の場合、預金から紙の資産への移動がほとんどないので、上記の預金の増減は不動産からのキャッシュフローで生活支出を賄えているのかを、ほぼ示していることになる。
2026年上半期に発生したマイナスのキャッシュフロー
2026年上半期も収支均衡が完全に崩壊した。崩壊の要因となった主なマイナスのキャッシュフローを箇条書きで述べる。
①車の廃車
預金額の増減 2025年 FIRE崩壊、そして無の境地へ で少し触れたが、昨年(2025年)の9月に13年落ち総走行距離13万キロの車を、費用をかけて無理やり車検を通した。
これで、2年間はなんとか乗れると一安心したのも束の間、車検を通した後に、ギアボックスの不調が発生した。
加速して行く途中でギアが入らなくなり、ニュートラル状態になってしまい、エンジンを空ぶかししたように回転数が上がる。そして、タイムラグがあって次のギアには入るのだが、ギアボックストラブルの警告灯が点灯するという不具合が時折起こるようになった。
車の取扱説明書を読むと、一回エンジンを切って、再びエンジンを掛けたときに警告灯が消えればOKとのことだったが、いつ本格的に壊れて動かなくなくなってしまうか怖かったので、廃車にすることにした。
昨年(2025年)の9月に車検を通したものの、今年の1月に新しい車を購入するタイミングで、その車は廃車にした。車検から4ヶ月での廃車であった。
こんな車でも少しは高く売れるのかと思ったがまったくダメで、買取店をいろいろと当たってみたものの、最終的に買取金額は車検時に2年払いした重量税の自賠責の残り分くらいにしかならなかった。無料で引き取ってもらったようなものである。
新たに購入した車は中古車で、前車において重大なギアボックストラブルが発生したことから、今回はギアボックスが壊れにくそうというイメージでMT車にした。
諸費用込みで、130万円の支出となった。
②給湯器故障
2月の下旬に大阪市外の一戸建てを管理する不動産賃貸仲介店から、貸している一戸建ての給湯器が壊れたと連絡があった。
確認のために大阪まで行くのも面倒だし、費用も掛かるので、管理する不動産賃貸仲介店に交換を丸投げした。
出てきた見積もりを見てみると、少々高い。よく見てみると、給湯器のサイズが24号になっている。
もともと設置されていたのが24号だったようで、費用を抑えたいから号数を下げてくれとも言えず、そのまま交換となった。
約20万円の支出となった。
ただし、上半期で不動産賃貸業の突発的な出費はこの1点だけであった。
2026年上半期の支出と今後について
上記の突発的な支出以外にも、子供が自動車の教習所の通う費用の一括払いや、子供の大学(私立理系)の前期の学費の支払いがあり、結果的に332万円のマイナスとなった。
相変わらず不動産からのキャッシュフローは生活費を賄うのが精一杯で、それ以外の支出はすべてマイナスになっている状況である。
ただ、子供が大学を卒業して自立すれば、生活費も下がるだろう。
知り合いで子供二人を大学出すのに1200万円借りたという人もいた。
そんな話を聞いていると、最近は無の境地ではなく、この時期は、まあ、ある程度は仕方ないのかなと諦念の境地になった。
また、一戸建てが1件、空室になったので、原状回復することもなく、そのまま、売り出すことにした。
立地や建物の状態からして、大した金額にはならないと思うが、少しは預金の増減のグラフも動くので、年末までで再び集計して記事にしたいと思っている。
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