(ブログ再開)自主管理大阪市物件退去の死闘 死闘の終焉編

2024年2月2日金曜日

不動産投資


畳、襖、障子が戻って来て、また、同時にDIYも完了した。滞在も12日間になり、胃痛で体調ボロボロであったが、あと少し気力を振り絞り、不動産店にハウスクリーニングと入居者募集を依頼まで行い、帰宅することにした。

不動産店に行く前に洗濯をする

前回(ブログ再開)自主管理大阪市物件退去の死闘 体調不良編 で書いたように、畳、襖、障子を搬入が完了し、また、その際に最後のクロス洗いも実施したので、原状回復のリフォームもやれるだけやったという状態になった。

そのため、ハウスクリーニングと入居者募集を依頼すべく、不動産店を訪問することにした。あらかじめ、この搬入日の夕方に近所の不動産店の来店予約を入れておいた。

その不動産店に入居者募集と不動産管理をお任せできると判断できたときには、ハウスクリーニングなどの残りの内装工事を依頼して、翌日、東京に向かって出発しようと考えていた。

翌日、帰宅するなら、その前に、溜まった洗濯をしておこうと、コインランドリーに向かった。

午後からでは外干ししても、洗濯ものは乾くまいと、洗濯乾燥コースで回した。取り出しまで、時間が掛かる。

洗濯機の前で待っていると、2日前の夜に胃痛が始まって以来、初めて食欲が出てきた。といっても、がっつり食べたいというほどの食欲ではなく、洗濯中に近くの100円ショップになにか食べられそうなものは無いかと、覗きにいった。

すると、100円(税別)のパイナップルの缶詰を発見し、これなら食べられそうだと購入した。

コインランドリーに戻ると、ちょうど洗濯乾燥が終わっていた。乾燥を入れたにもかかわらず、バスタオルなど厚手の生地のものは、少々、湿っている。

仕方ないので、物件に戻り、乾いていないものを、2階のベランダで干すことにした。

乾いていない数点を2階ベランダに干し、そして、買って来たパイナップルの缶詰を食べる。1日半ぶりに食事で、妙に美味しかった。

いよいよ近所の不動産店を訪問

夕方、近所の不動産店に伺った。

そして、賃貸の担当者に、退去して空室になった一戸建てを再び賃貸したい、ハウスクリーニングさえ入れれば貸せると思う、今まで自主管理だったが管理をお任せしたいと、こちらの希望を伝えたところ、

・家賃の5%+税で管理は行う。
・物件は近所なので管理しやすい。
・工事の安さには自信がある。なんなら相見積もりを取ってもらってもいい。
・ハウスクリーニングも提携している業者の中で安いところを探す

とのことで、こちらの希望にあっている不動産店だと思い、入居者募集と賃貸管理を丸投げしてみることにした。

担当者が、募集条件等の細かい話をする前に、一度、物件を見せてほしいと言う。言外に「物件は本当にハウスクリーニングだけで大丈夫なんですか?賃貸するには、それなりの状態でなければならないんですよ、素人さん」と言われている感じがする。

どうぞ30分後に見に来てくださいと言い残して、私は慌てて物件に戻り、家の中にある生活雑貨や洗面所内に敷いていた下の車中泊マットを、ひたすら車の中にぶち込んだ。

不動産店に原状回復の評価を受ける

30分後に先ほどの賃貸の担当者とさらに2人の管理担当者の計3人がやってきた。

2人の管理担当者は物件に入るなり、すごく綺麗だ、ハウスクリーニングしなくても、このまま貸せるんじゃない?との反応だった。

管理担当者の1人が2階のベランダを見て、

「洗濯ものが干してある。大家さんはこの近所なんですか?」

と聞いて来た。やはり、洗濯ものが干してあるのは違和感があるようである。

「いえ、私は東京に住んでいるのですが、今は、この家に寝泊まりしています。」

「これ、大家さんが、自分で全部直されたのですか?」

「いえいえ。退去のときに綺麗だったので、和室の畳の表替えとふすまの張り替えを業者さんに依頼しただけです。」

というやり取りもあった。懸案事項であったLDKのクロスの黄色いシミは、誰も指摘しなかった。

その後、近所の不動産店に戻り、入居者募集の条件などを詰めた。ハウスクリーニングしていなくても、入居者募集には影響ないだろうということで、ハウスクリーニングについては至急ではなく、安い業者が空いているタイミングで入れてもらうことにした。

明日まで大阪にいるのなら、明日までに入居者募集の契約書を作ってくるので、署名、捺印してほしいとのことで承知した。

どのみち、翌日まで滞在するつもりであった。それは、翌日の午後が普通ゴミの日だったので、最後にゴミ出しして、それが無事に回収されるのを見届けてから帰宅するつもりであった。

いよいよ撤収準備を開始する

翌日、午前中より引き上げの準備を開始した。物件内の宿泊に使用していた車中泊マットの空気を抜いて、コンパクトに丸める。

商品レビューには、この空気抜き作業がたいへんというコメントもあったが、それほどでもなく、数分でコンパクトに丸めた。このマットで12泊していたことになる。

前にも書いたが、Maxの厚さ5センチまで空気を入れると、エアマットみたいにフカフカになりすぎるので、3センチくらいの厚さまで空気を抜いて使っていた。

その他、生活雑貨や工具や脚立を車にぶっこむ。また、その作業の合間に、ガスの閉栓の申し込みを電話で行った。

本日付けで閉栓したいと伝えると、閉栓については立ち合いは必要なく、午後のどこかで止めますとのことだった。

ようやく大阪を離れる

そうこうしているうちに午後になり、溜まった普通ゴミのごみ出しをする。

そして、昨日の不動産店に行き、専属専任の入居者募集契約に署名捺印した。遠方のため複数の不動産店に依頼するのも面倒なので、一般媒介にはしなかった。

その後、物件に戻ったが、普通ゴミはまだ回収されていない。仕方なく、地元の洋菓子屋に行き、家族のおみやげなどを買ってくるが、ゴミはまだ残っている。

午後3時頃にようやくゴミ回収車が来て、私が出したごみも無事に回収されていった。

ようやく帰れると、物件のブレーカーを落として、玄関の鍵をかけて、鍵は自前のキーボックスに入れて、東京の自宅に向けて、車をスタートさせた。

帰りも行き同様に高速を使わずに一般道で帰宅する。3時間かけて名阪国道の天理ICまで移動し、そこから、名阪国道、国道25号、23号、1号と繋いで帰宅した。

途中のコンビニの駐車場で力尽きて寝てしまったりしたため、トータル13時間半の行程となった。

過酷すぎたが、節約にはなった

今回の原状回復ツアーだが、結果的には12泊15日の日程で、体重も4キロ減ったという、過酷なものになった。

最終的に今回のリフォームに掛かった費用は、畳襖障子張り替え、給湯器交換、DIY材料費、大阪往復の交通費、宿泊費(車中泊マット代とコインランドリー代)を含めて、トータル約35万円であった。ハウスクリーニング代は前入居者からの敷金の償却分を充てたので、この金額には入っていない。

現地に赴くことで、だいぶ節約できたと思う。疲れたが。

こののちの入居者募集だが、前回プラス1万円の家賃設定で粘ったところ、12月にようやく申し込みがあり、1月より入居となった。空室期間は6ヶ月強であった。

入居後に少々不具合が見つかり、管理している不動産店に業者を手配してもらい、結果、4万円ほどの追加の修繕費が発生したが、なんとかこの一戸建てを軌道に乗せることができた。

そして、この一戸建て入居により、所有物件は再び満室となった。

今回の退去立ち合いから原状回復完了までは、私のこれまでの不動産投資の中で、もっとも過酷な労働となった。FIRE・セミリタイアを謳っている以上、今後、このような過酷な労働がないことを願うばかりである。(完)


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自己紹介


弱小大家父さん

借入総額4500万円で区分所有9室、一戸建て4戸を取得し、2018年に退職しセミリタイア生活を開始。専業主婦の妻と子供一人の三人家族。投資エリアは、首都圏1都3県と大阪府。


Twitterもやっています
弱小大家父さん@FIRE/セミリタイア生活


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