トイレへの給水管を新たに引き直すことにした。いよいよ工事となる。はたして、1日で復旧するのか。
いよいよ工事を開始する
前回蛇口から水が出なくなる その3 で書いたように、業者のおじさんによると、明日には給水管を引き直して、トイレに水が出るようにできるとの。
明日、業者のおじさんは午前中に打ち合わせがあり、そのため、朝9:00から我が家の工事を開始して、途中、一旦工事を中断して、打ち合わせに向かい、打ち合わせが終了次第、戻ってきて、夕方までにはとにかく水が出るようにするとのことだった。
我が家には受験生もいるので、とにかく早く復旧させたい。そのため、迅速な対応には感謝しかない。
そして、業者のおじさんは、工事個所の寸法を測り、そして、会社に電話して、工事に必要な部材を伝えていた。
「不便だと思いますが、あと一日、我慢してください」と、申し訳なさそうに言い残して、業者のおじさんは帰っていった。
そして、いよいよ翌日の工事当日を迎えた。本日の工事では、新しい水道管を引き直す間の長い断水がある。さらに、工事は、コンクリートをハツる必要もあり、音もうるさそうである。
そのため、受験生の子供は朝早くから、近所の図書館に避難した。
そして、業者のおじさんが到着し、朝9:00よりコンクリートにカッターを入れる作業から開始する。
コンクリートをハツるときにギザギザにならないように、給水管を埋める溝と給水管の分岐を作るために穴をあける部分の縁に、カッターで線を引いていく。受験生の子供を避難させておいてよかったと思うような、なかなかの大音量である。
長時間の断水に備える
断水になってしまえば、妻は、掃除、炊事など、家事が一切できない。しかも、復旧は日没ギリギリまでかかる可能性もある。
夕飯の準備もおそらくできないので、妻には、洗濯が終了次第、実家に行ってもらうことにした。
実家に行ってもらい、夕飯を確保して、持ってきてもらう。なにやら、実家まで巻き込んだ大工事になってきた。
断水になったときにも、トイレの水が汲めるようにと、風呂水は捨てずに残しておいたが、いつ、トイレの壁に穴を開けて、新しい止水栓を作るのかわからない。
そのため、私はトイレに行かないで済むように、朝からあまり水分を摂らずにいた。
昼前に業者のおじさんが戻ってきて、作業を再開した。コンクリートをハツる。
家で一人になった私は特にすることはなく、コンビニで買ってきたパンを食べながら、座ってスマホを見ているだけである。
いつ断水になるのだろうかという恐怖に怯え、時折、トイレに行き、タンクに水を汲んだ。
コンクリートのハツり作業を開始してから、1時間くらい経ったころだろうか。
「あれ?こんなことってある?」と業者のおじさんが驚いている声が聞こえてきた。
まさかのトラブル発生!
私は外に出て業者のおじさんに状況を聞いたところ、散水栓に到達する給水管が見つからないとのこと。
設計図上は家の敷地の北東の端にある水道メーターより、家と北側の隣地境界までの間の幅50~60センチの地面の下を給水管が西に進み、家の北西にある散水栓に到達している。
よって、今回の作戦としては、給水管が散水栓に到達する直前の部分、つまり散水栓の東側のコンクリートをハツり、そこにある給水管を切断して、トイレへの分岐を作成する予定だった。
散水栓横のコンクリートをハツり、そしてその下の土をかなり深くまで掘ったところを見せてもらうと、排水管とガス管が見えているが、確かに給水管は見えない。
家の北側に給水管が走っていることは、給湯器への引き込みや風呂場や洗面所につながっている屋内への引き込みを見れば明らかである。
この散水栓を作るためだけに、給水管が家の外周を四分の三くらいの長さで南を回ってきているのか、それとも、隣地を通っているのか、さらには、あり得ないが、べた基礎の下に給水管が通っているのかなどと、頭の中でぐるぐるとあり得ないことばかり思考する。
どう考えても、今回ハツった箇所に給水管がなければおかしい。
「そんなバカな…」
私は、茫然とした。(続く)
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