今年(2025年)の8月、千葉県の浄化槽物件の本下水接続工事を行った。2019年に購入してから、6年越しの悲願達成であった。
退職後、新たな投資物件を探していたところ…
2018年に退職してから、時間だけはあったので、次の投資物件として、首都圏一都三県の中古一戸建てを探していた。
ネット検索して割安で良い物件だと思うものがあったときには、電話にて問い合わせをしていたのだが、
・告知事項あり(事故物件)
・すでに内見予約が十数件
といったものだらけで、なかなか買える物件は見つからなかった。そんなことをしているうちに2019年になったのだが、ある日、千葉県の下記の一戸建てが目に着いた。
昭和61年築の66平米の2階建て
カースペースあり
なぜか浄化槽
場所的には本下水でも不思議ではないのだが、なぜか浄化槽という物件であった。
市に本下水の整備予定を確認する
市のHPを閲覧したところ、物件の所在地は、本下水の整備予定の地区になっている。
「割安だし、本下水になれば、資産価値上がるかも」
と思い、幸いライバルも少なかったので、サクッと現金で購入した。
購入後、市の下水道課に電話して、整備予定の地区の物件を購入したのですが、いつになったら下水道が引かれるのですかと聞いたところ、お宅の場所はもういつ引いてもいい状態ではあるのですが、せっかく道路を掘り起こすので、他の工事と抱き合わせでできればと思っていますとの回答であった。
私は、良い買い物をしたと内心ほくそ笑んだものの、本下水になるまでは時間が掛かりそうなので、物件自体にはエアコンとモニタ付きインターホンの設置と畳の表替えとハウスクリーニングのみを行い、浄化槽のまま割安な家賃で賃貸した。
いよいよ市から封書が届く
この物件を購入してから約3年の2022年の4月、突然、物件が所在する市から、角2号の封筒が届いた。
宛名は決して上手とは言えない字で、しかも、「様」が付いていない敬称略の呼び捨てで書かれていた。
「なんだ、こりゃ?ここの役所は敬称を付けないのか?」
と少々驚きながら封を開けると、
「私有地における公共下水道の布設に係る書類について」
の文字が見えた。
「ついに下水道の工事が始まる!」
と喜び勇んで内容に目を通すと、物件の前の私道に下水道管を土地使用料などなく布設することを承諾してほしいというものだった。
「公共下水道土地使用承諾書」
というものが入っていて、見ると私道の中で、私が所有している一筆の土地の地番が書かれていて、署名捺印して返信してほしいとのことだった。
工事はいつか?
同封されていた書類に工事の予定に関する記載は見当たらない。
私は返信する前に、購入時に電話した市役所の下水道課に再び電話をして、いつ工事が始まるのか聞いてみた。
電話に出た担当者によると、来年度(2023年度)の初めを予定しているとのこと。
また、同封されていた「下水道工事のてびき」に
「くみとりトイレを使用している場合は、水洗トイレへの改良工事を下水道法により処理開始の公示後3年以内に行うように決められています。」
という記載があり、浄化槽も3年以内に本下水に切り替えないといけないのですか?と聞いたところ、
「そのようにお願いしています」
とのことだった。
どうやって本下水に切り替えるのか?
すでに入居者がいる状態で、浄化槽を本下水に切り替える工事ができるのかという問題が発生した。
これまで不動産投資を20年以上行ってきて、大家にフレンドリー系と大家と関わりたくない系の両タイプの入居者を見てきたが、現入居者は、後者の大家と関わりたくない系の入居者で、入居中に切り替え工事の実施は難しそうである。
「切り替えは難しいなぁ」と独り言のように言うと、
「費用が厳しい場合は貸付も行っています」
別に費用が厳しいわけではないのだが、担当者は金銭的な問題と思ったようで、そのように提案された。
まあ、切り替えるかどうかは別として、敷地に本下水の公共ますが設置されれば資産価値も上がるだろうし、とにかく先に進もうと、担当者にお礼を言って電話を切り、「公共下水道土地使用承諾書」に署名捺印して返送したのだった。(続く)
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